10月末の新人戦(1,2年生だけの大会)でトラックシーズンが終わり、娘は冬季練習に入りました。体力づくり兼ねて駅伝やロードレースなんかは出ていますが、なんとなくシーズンオフということで、たくさん遊び、寝て、食べて増量中。笑
応援する側のこちらとしては、今年は試合につぐ試合で、陸上ってこんなに忙しいんだな~というのが中2シーズンの感想。それにしても濃いシーズンで、タイム伸びて怪我してリハビリして大会出て、と、本当におつかれさまの気持ちです。
そんなわけで今日は濃かったシーズンの振り返りとトピックごとの書き留め。
ブレイクスルー
なんといっても「突き抜けた」シーズンだったなぁと思います。
娘にとっては、陸上2シーズン目。
1シーズン目は文字通り右も左もわからない、運動経験もろくにないところからスタートして、リレーで都道府県の大会まで進んで、新人戦でようやく市で入賞。
2シーズン目はどこまで行けるのかなと思っていたら全中まで行っちゃった。なんというか、たいしたものだなというのがシーズン通しての感想です。
はじめての怪我
長引く腰痛からの、5月に発覚した腰椎分離症。わかったのは初期の段階ではあったのですが、その影響を引きずったシーズンでもあったように思います。
完全に練習ストップしたのは一ヶ月弱だったのですが、強度を完全に戻すことができたのは9月を過ぎてから。振り返るとシーズン中は試合にあわせることだけで精一杯で、練習を積むことはできなかったという感じです。
ただ、痛みを抑えながらやるという感じでもなく、完治を目指して強度落として治しながら走るみたいな方向性だったので、(本人はものすごくもどかしかったと思いますが)曲がりなりにも完治したのがよかったこと。
なんといっても中学2年生。
練習を積めなかった影響なのか、バテたのか、シーズン後半はタイム出なくて苦しんでいましたが、悪化させず他の怪我もせずシーズンを終えられたこと、全国にたどり着けたこと、この2つを両立できたのは上々の結果だったなと思います。
「引っ張り上げられた」顧問の先生との関係性
顧問の先生は、熱血で、口出しの多いタイプで、行動量の多い方です
その熱意は娘にはおなかいっぱいなくらいだったと思うので、師弟関係を見ているとハラハラすることも多く。。。
ただ、シーズン終わってみて思うことですが、この先生じゃなければ娘の成長は全国に間に合わなかったんじゃないかなと。
こういうのって相性があると思うのですが、穏やかで見守るタイプの先生だった場合、気質が穏やかで上昇志向を表に出さない娘のスイッチが入る瞬間があったのかどうかは甚だ疑問で。。。
先生は時に煽るようなこというのでハラハラするのですが、全国チャレンジの最後の大会前に泣かされて帰ってきたのをよく覚えています。それは娘の方法論の一部を否定するような言葉がけだったらしいのですが、そこがひとつのターニングポイントで。
一段階ギアが上がって、その次のチャレンジで全国を決めた娘でした。決めきった娘には感謝の気持ちしかなくて、立ち合った私にとっても生涯忘れないであろう一日となりました。
たどりついた全中と、夏以降の失速
顧問の先生の言葉でよく覚えているのが「全国に出ることを目指していたら、全国では戦えないんだよ」。本当にその言葉通りで、全国決めてから、娘、あきらか賦抜けていてww たどりついた全中でも、地区大会でもいい結果は残せませんでした。
季節は夏まっさかり、半泣きになりながら食べていた食事もすっかり怠ることになり(もともと夏に食が細くなるタイプ)体重は3キロくらい落ちてチカラも出ないし走るとバテるしみたいな状態。
体調と怪我の影響、あとは調子とかメンタルの波もあったかな?夏以降はかなり失速していたように思います。部分的には持ち直して9月の総体は良かったように思いますが、それ以外の大会も記録会もぜんぶ微妙なタイム。
結局のところシーズンベストは4月と7月が同タイム。風を勘案すると9月の総体かも?ではありますが、シーズン中に思ったほどあがらなかったな、と。シーズンの過ごし方、は来年の課題になるんだろうなと思います。
失意のシーズン終了になるかと思いきや
シーズン最後の大会は10月の新人戦だったのですが、ベストから1.5秒遅い(200mでベストから1.5落ちるって結構なこと)タイムにてシーズン終了でした。調子悪くても優勝はするかなーと思っていたんですが(←親が言うのもなんですが)優勝できず本人は地の底まで落ち込んでいましたw
ただ近くで見守っている立場では、マイナスの感情は全然なくて、終盤の失速含めてシーズンなんとか走りきったねお疲れ様、の気持ちでした。欲を言えばあと一歩がんばれたら、とは思ったものの、本人の必死さももどかしさも間近で見てきただけに、いまの実力がこの場所なんだなと。。。
シーズンの終わり方があまりよくなかったのでモチベーション大丈夫かなと思ったのですが、本人はというと、地の底まで落ち込んだあとはそれはそれとしてまたがんばるよみたいな、すぐに通常運行に戻りました。
そういえばこういう人だったわと思い出しました。穏やかというか、パッション全開になることはないけれど大崩れもしないというか。コツコツ型だなーと思います。
ちなみにシーズン終了と言いながら駅伝や長距離のレースには駆り出されていて、市のロードレースで入賞したりしていました。長距離あんまり練習してないのに、つくづく謎のスタミナ。
他校の強い仲間たち
最後に、このシーズンで得たモノ、広い経験と強い仲間たち。みたいな感じです。
陸上歴が浅い娘は陸上仲間というと同じ部活の仲間たちしかいなかったのですが、冬の強化練習会とかシーズンのなかでたくさん友達ができたようです
個人競技だからかな、陸上って学校を越えて個人でのつながりがわりと強いような気が(私はチームスポーツだったので、もう少しチーム内で完結していたような)。娘の場合は市の決勝、都道府県の決勝に残る子とは何度も顔をあわせるので自然と仲良くなったようで。
本当に強い選手、尊敬できる選手に出会えたことは視野を広げてくれて、自分のあり方を考えさせてくれる。大きかっただろうなと思います。
来シーズンは全中で2本走りたい(つまり決勝かトライアルレースに進出したい)
高校では400mをやりたい
そんな希望を話すようになり、二年目のシーズンにして、競技に対して腰が据わったような気がしています。
というわけで、つれづれなるままに書き留めでした。
結局は毎日を積み重ねて未来につづいていくわけなので、一朝一夕にはいかない。
ちゃんと毎日を楽しんで競技力を上積みして、少し身体を休めつつまた、歩をすすめてほしいと思います。
がんばれ、娘。