take the high road

彼女はきっと強くなる。

中学一年生 最後の記録会で12秒台に突入!

春、3月。

 

中1というのか、中2というのか、3月の記録会でシーズンイン。娘にとっては二度目のシーズンがはじまりました。

 

冬季練習って、陸上やってる子たちはどんなモチベーションでやってるんでしょうか??娘は短距離ですが駅伝走ったりひたすらサーキットやったり…

はじめてのオフシーズンだし、自分が伸びてるかどうかも分からず走り込む日々は中学生には結構キツかったのかなーとも思います。娘は部活自体好きなのでそこそこ元気に通っていましたが。。

強化指定がもらえて練習会に参加できたことくらいが張り合いのあることで、あとは延々とつづく冬季練習に若干ダレたり自分を見失ったりしながらww日々を送っていました。

 

そんな風に過ごしてのシーズンインは、小さな記録会。

ここで娘、はじめて12秒台を出して自己ベストを更新!リレーでも初戦でベスト更新となり、幸先のいいスタートとなりました。

 

12秒台は、目指していた記録。

でも、出るとは思っていなかったらしくw本人もややびっくり。それでも「叶うんだ」というのが実感だったらしく、ぐっとギアが入った初戦、でもありました。

 

ひとつ印象に残っている思い出があります。

 

この記録会のあと、忙しくなるまえにと、部活を休んで家族旅行に行ったんです。そこで滞在先の神社に立ち寄って、お詣りしようということになり、お賽銭のため小銭を探しました。

 

とりあえずお財布に入っていた小銭を手のひらに載せて子どもたちに見せると、息子は「俺17番だから」と自分の背番号の数字にあわせて17円を取りました(息子もスポーツをやっています)。

そして娘に「12秒で、12円いっとく?」と聞くと。

うん、と言って取ろうとしたあと「やっぱり11で」と小さい声で言って11円を取りました。

 

11円……11秒台?

驚きました。ココロの中で、そんな高い場所を目指していたのかと。

だって100m11秒台って、全中決勝レベルじゃないですか。

 

娘は言葉で自分を鼓舞するタイプではないし、ビッグマウスでもありません。内心の目標は言わずに外の期待値は低めに調整して笑、気楽にやりたいタイプとでも言いましょうか(ちょっとズルいようでもありますが、好戦的じゃない感じの子です)。

高い目標を掲げるタイプでもなければ、目標自体、口に出すことも少ない。

なので、そんな言葉を口にしたことも少し驚きで。やっぱり陸上ではこれまでと違った一面を見せるなぁと思った出来事でした。

 

それが、4月のはじめ。中学2年生になり、本格的にシーズンが始まる前のことでした。