今日は強化指定選手に対する雑感。
- 何もかも無知で、でも強化を目指した昨年秋
- 強化指定選手ってどうやってなる?何するの?
- いいこと1:競技力の高い友達ができる
- いいこと2:上位の大会の勝手が聞ける、わかる
- いいこと3:レベルの高い練習を知る?
- いいこと4:冬季練習の励みになる
何もかも無知で、でも強化を目指した昨年秋
「強化指定選手」というとなんとなくかっこよくて、上位のひとにぎりの選手がなれるもの、というイメージ。遠い存在で、なんか将来の日本代表くらいのイメージしか持っていませんでした。
娘が陸上を始めるまで、中学陸上でそんな仕組みがあることも、オールジャパンじゃなくて都道府県レベルでそんな制度があることも知りませんでした(無知)。
そんな我が家にて「都道府県の強化練習会があるんだって」「指定タイム切れば入れるらしい」「入れると特別なTシャツがもらえるんだって」と娘が言い始めたのが昨年9月くらい。
「強化に入りたい」とはっきり言い始めたのが10月くらい。
そして10月の新人戦で指定タイムを切り、娘が都道府県の強化に入れて、その認定証を手にしたのが昨年の11月くらい。
今シーズンを振り返って考えると(まだシーズン終わってないけど)、この強化に入れたことが大きなターニングポイントだったな、と思います。
強化指定選手ってどうやってなる?何するの?
そんな強化指定の効用の前に、そもそもどうやってなれるの?ですが。
都道府県によって違って、我が家のある場所では、指定タイムを切れば申し込める感じです(中1女子でこの競技だと何秒、みたいに指定がある。中1より中2のほうが厳しいタイム)。
で、無事に認められると認定証がもらえて、強化指定グッズ(Tシャツとかリュックとかがある)が購入できて、冬季の練習会に参加できます。
ちなみに↑これは冬季の内容で、夏にも練習会がありました。
夏は都道府県での通信を終えたタイミングで、地区大会と全中に参加する人が参加できる練習会。これがそのまま都道府県の選手団となり、地区大会はその選手団で動いていました。
いいこと1:競技力の高い友達ができる
娘を見ていると、強化に入れたことで一番大きかったのはこれな気がします。競技力の高い友達ができると、上位の大会で会える楽しみもあり、お互いに成績が伸びると励まし合いたたえ合い、みたいな感じで。
他の競技出身者の私から見ると、陸上短距離ってほんとシンプルで、都道府県レベルの決勝ともなるとみんな「残るべくして残る」メンバーがほとんど。番狂わせとかなくて、強い人が勝つ、そんな競技だなと思います。
なので、強化練習会に参加して知り合いになった子はやっぱり翌年に活躍する子が多く、強メン同士はやっぱり友達。どの競技も決勝には強化練習会で知り合った選手がたくさん出ていて、
あの子もあの子もタイム上がってる!
あ、○○ちゃんが全中標準切った!
なんて思いながら見て行くなかで「私も全国に」という思いを強くしていったようです。あと単純にどんなスパイク履いてるのかなーとか、どんなアップしてるのかなーとか、知り合うなかで強い選手の解像度が上がっていました。
いいこと2:上位の大会の勝手が聞ける、わかる
陸上って個人競技だから、ステップアップして大会に参加していく上で、娘はその多くが「ぼっち参戦」でした。強豪だと何人もいるのかもしれないし、リレーで残っていれば数人で動けますが、娘の学校くらいだと難しい。
都道府県大会では別競技の先輩で3,4人。
地区大会は2人。全中も2人。完全ぼっちではなかったものの、時間や日程が違うと動き方も違って、移動やアップなどほとんどの行程をひとりでやるのが普通(顧問の先生は引率してくれますが)。
そんな中で、強化練習会で上位大会での動き方を聞けたり、行った先で会える選手がいたりするのは心強かったようです。
大きな大会っていかに「普段通り」に持って行くかが大切。選手や指導者に知り合いが増え、勝手がわかることによって普段通りの範囲は広がっていくので、環境づくりの意味でも大きかったかな、と。
いいこと3:レベルの高い練習を知る?
本来こういうのが大きいのだと思いますが、短距離はそう変わったことをするわけではなく、練習量もそう多くなく、娘のキャッチ力ではそこまで練習内容から感じ取ることはできなかったようです笑
ただ、同じようなメニューでも、部活でやるのとは質が違った!(流しでも超速いとか)とは言っておりました。
ただ、こういうのって本人のアンテナやキャッチ力による部分も大きいと思うので、また今年は何を持って帰ってくるか楽しみです。
いいこと4:冬季練習の励みになる
地味に大きかったのが、冬季練習の中でのイベントになること。
オフシーズンは淡々と積み上げる感じの練習になるので、ほどよい刺激になるという側面があると思います。娘にとっては強化練習会は周りのレベルが高くてよく凹んで帰ってきていたので、励みというか刺激?渇を入れられるもの、という感じだったかな。
強化練習会でいい感触持って帰りたい、強い選手と互角に走りたい、という気合いを冬季で持てたのは、初めてのオフシーズンを過ごすうえで大きかったと思います。
以上、つれづれなるままに書いてみました。