take the high road

娘・中学女子の陸上記録。彼女はきっと強くなる

秋の総体 個人でもリレーでもようやくいい結果に

地区大会、全中で全国のレベルの高さを知り、メンタルぺちゃんこになった娘。その後のU16選考会でも目立った結果は残せず8月を終え、そして3年生にとっては最後の総体を9月上旬に迎えました。

 

娘はまだ2年生。

ただ、1年生のときからリレーで一緒に走ってきた先輩たちの最後の試合ということで、娘にとっても特別な総体。

そして今シーズン、タイムが伸びて県でも入賞できるようになり、地区大会や全中を経て、そこで知り合った選手たちのほとんどが3年生。はじめての決勝で話しかけてくれたあの子も、はじめての全中で面倒みてくれたあの子も、目標にしているあの子も3年生…という、いろんな感慨がないまぜになった大会です。

 

個人の200mは優勝

娘が出場したのは、200mとリレー。200mは、とりあえず全中でぺしゃんこになった自信を取り戻してくれたらいいなぁと思って予選見ていたのですが、市の予選だといろんな心配が吹き飛ぶような爽快な走りで、ぶっちぎりでゴール。26秒台で本人ちょっと不服そうでしたけど、とりあえず決勝がんばろうねーって一日目を終えました。

 

毎回娘のレースを見るのはヒヤヒヤするのですけど、全国までたどりついた娘が市で走るとやっぱりすごく目をひくレベルで速くて。気づけば凄いレベルにいるんだな、と思わされます。

 

そして二日目、決勝。

3年生に、常に勝てないすごく速い子がいるのですが、決勝のレーンはお隣。

号砲と同時に「いいんでない?」と夫の声。スタートの姿勢、最初の前傾(これができると後半が伸びるよ、とずっと言われてる)がしっかりできていて、いつも勝てない市の王者と同じくらいの飛び出し。おっ今日はいいね、というスタート。

 

そしてコーナーを回ってきてストレートに入ったときには王者はしっかり前にいて、ついてけついてけー!って応援してたんですが、

(余談ですが、娘は完全に後半型なので、実力者たちと走るとスタートではだいたい離されて、ついてけついてけーって応援になること多い)

 

最後のほんと30mくらい?ぐぐぐ、と娘がスピードを上げて伸びてきて、いけいけ!と叫んでいた顧問の先生がラスト10mで「抜かせ、抜かせ抜かせ!」と叫んで。

え、ここから無理でしょ!?と思う間もなく、一歩ごと伸びるような走りでゴール。なんと一着。優勝。

最後の市の総体で、これまで一度も勝てなかった子に。。。勝っちゃうなんて!という素晴らしい出来でした。

 

その王者の子って本当に強くて、10回走って10回負けるくらいだったのです。その子にも調子の波はあるし、風もあるし、一度くらいまかり間違って勝ててもよさそうなのに一回も勝てなかったんです。それくらい速くて、娘にとっては目標とする選手。

 

それを思うと、仮に間違いであろうともw、大きな大きな優勝でした。このあと都道府県の総体に続くわけで、そこでギアを上げてきた王者にこてんぱんにされる未来が見えるような見えないようなですがww

 

4×100mリレーも入賞!

そしてそして、ある意味、個人の結果より今回の総体で大事なのがリレー。なんといっても先輩の引退がかかってますし。。。

もうほんと、このリレーの予選がいちばん緊張したのですが、こちらも実際に走ってみると心配なかったというか。全国目指してただけあって娘の中学のリレメンはみんな基礎的な走力あるのですが、今回はそれがちゃんと発揮されて、いいタイムでベスト更新のゴール。わりと余裕の決勝進出。6月の市の大会(怪我人続出で予選落ち)が嘘みたい。

 

そして決勝。

個人競技で決勝に残っていたのは娘と先輩ひとり。そちらの決勝も終えて、あまり間もなくリレーに向かい…で、しっかり表彰台に乗りました!

思えば、リレーでいい結果を残せたのって半年ぶりくらいで。決勝は惜しくもベスト更新ならずでしたが、予選のタイムに迫るくらいのそれなりいいタイム。みんなで喜び合う姿は見ていてほんわかするものでした。

 

中学生の女子の集団ってやっぱり時に難しいこともあって、娘たちのチームも例に漏れず、ライバルでもあり仲間でもある部員同士の関係性はただの仲良しとはいかないところもあるようです

それでも、結果が出てみんなで喜び合う姿は清々しく、良かったなぁと思って見守っておりました。