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娘・中学女子の陸上記録。彼女はきっと強くなる

【中学陸上女子 腰椎分離症になる】④運動を続けながら治す日々、4カ月経過

ちょっと久しぶりに腰椎分離症のこと。診断されたのがGW開けなので、約4カ月が経過したことになります…が、正直いって、もっと経ってると思ってた!という感じ。あっという間の数ヶ月だったはずなのですが、怪我を振り返ると長かったように感じるのが不思議。

 

さて、娘が腰椎分離症と診断されてから、いったいどんなスケジュールで治していけばいいのか、その間のトレーニングはどうすべきか、迷ってたくさん考え検索もして、周囲に相談もしたので、まとめておこうかなと思いました。

※あくまでも、娘だけの体験談で、成功体験とかおすすめとかではありません。

 

これまでの経過

いいのか悪いのかは置いておいて、ひとまず娘は初期の腰椎分離症で「動きながら治す」「完全に運動ストップした期間は一週間くらい」、現在は「4カ月で片側ほぼ完治、もう片側は少し内出血あり、痛みなし」で落ち着いている、という感じです。経過は以下のとおり。

 

GW開けから一週間

・運動は完全ストップ。ストレッチと水中ウォーキングのみ

 

5月中旬~6月前半

・限られたリハビリメニューとジョグのみ

・バイクトレはOK

・6月前半の試合は最低限の調整のみで出場(市の大会)

 

6月中旬~6月下旬

・少しずつ負荷を上げて6,7割くらいでトレーニング

・ジャンプ系の動きは避ける

・6月末の試合に出場(都道府県の大会)

 

7月初旬~8月

・さらに負荷を上げて8,9割くらいでトレーニング

・ただジャンプ系は避けてだましだまし

・足りない分はバイクトレなどで補う

・7月中旬の試合に出場(都道府県の大会)、地区大会と全国決める

 

8月~

・片側完治、もう片側にやや内出血という診断

・フルでトレーニングしながら治すという方向で進める

・地区大会と全中出場

 

という感じでした。

結局、練習はほぼ止めずにそのときどきの強度で続け、足りない部分を腰に負担かからないバイクトレーニングなどで補い、腰を守るための補強(体幹や腹筋)は毎日継続し…という形ですすめてここまできました。

 

「動きながら治す」の是非

これは正直いってわかりません。。。

標準的な治療だと、初期で腰椎が癒合する確率が高いならば保存療法が一般的で、2カ月くらい運動ストップして、癒合したことを確認してから徐々に強度を上げていく形になると思います。なので、トレーニングを続けながら治すことがそもそも邪道といえば邪道。

 

ただ、実際には痛みが出ない程度をキープしつつトレーニングを続けるというケースは何度か聞きました。あるいは「実は腰椎分離してたけどずっと気づかず運動してた」というケースも。

そのあたりが余計に判断迷うところで、医師の先生も「実際には運動しながら治っちゃうパターンもあるんですよね」と。そして、娘は強度を調整しながらトレーニングを続けてなんとか回復の方にいったのですが、こればかりはなんともいえないなと。。。他の方にすすめるものでもないなと。

完全に分離してしまって、ずっと腰痛が続いて競技成績を落としてしまうケースももちろんあるんですよね。そのリスクを考えた結果、中2のいまはしっかり治したほうがいいというのが当初の医師の先生の見解だったわけで。

 

とはいえ、早々に全国あきらめて治療に専念していたらと思うと、安心と引き換えに失ったものもたくさんあったと思うので、悩みどころで…。

実際に、全国に行けたことで得たものははかりしれないもので。

そんなこんなで「各々の判断」となるのが難しいなと思います。

 

というわけで、各々の判断と書いておきながらなんですが、あくまでn1の例として、我が家の取り組みを書いてみました。